先物取引ボットとは?
先物取引ボットは、取引戦略を自動化するためのツールです。あらかじめ設定された価格範囲の中で、一定の間隔でロングとショートのポジションを建てるように設計されています。グリッド取引は、価格変動を利用することを目的としており、値動きの激しい市場で最高のパフォーマンスを発揮します。
先物取引ボットはどのような市場に適していますか?
先物グリッド取引戦略は、値動きが激しい市場か、横ばい相場の市場に適しています。
先物取引ボットはどの通貨ペアに対応していますか?
現在、先物取引ボットはUSDT無期限契約のみに対応しています。対応する特定の契約については、注文画面でご確認ください。対応する契約ペアについては こちら のリストをご確認ください。
Bybitで先物取引ボットを作成する際、どのトークンが対応していますか?
現在は、USDTのみ対応しています。
先物取引ボットの利用には、料金がかかりますか?
手数料体系は、BybitのUSDT無期限契約の取引手数料率と同じです。
資金調達料が、取引された契約での資金調達間隔に従い発生しますが、支払うこともあれば受け取ることもある場合があることに注意してください。 資金調達間隔の詳細については、こちらをご覧ください。
先物取引ボットでは、どのアカウントを使用しますか?
すべての取引ボットは、直接資金調達アカウントから資金を調達します。先物グリッド ボットを作成すると、システムが投資資金を資金調達アカウントから取引ボットに自動的に振替します。 ボット終了時には、投資額と利益 (ある場合)が資金調達アカウントに戻されます。
先物取引ボットの利用には本人確認(KYC)は必要ですか?
はい、個人向け本人確認レベル1が必要です。本人確認の詳細については、こちらの記事をご確認ください:個人向け本人確認の完了方法。
更なる詳細は、以下の記事をご覧ください:
Bybitの先物取引ボットでは、どのような注文モードを利用できますか?
先物取引ボットによる発注では、中立・強気・弱気の3つのモードを利用することができます。
- 中立モードは、値動きが激しい市場に適しています。
- 強気モードは、価格が上昇傾向にある値動きが激しい市場に適しています。
- 弱気モードは、価格が下落傾向にある値動きが激しい市場に適しています。
詳しくは、「先物取引ボット入門」をご確認ください。
ボットを作成するために資金調達アカウントから振替した金額はどこで確認できますか?
「資金」をクリックし、「資金調達アカウント」→「履歴」をクリックして資金調達アカウント履歴ページのタイプのドロップダウンメニューにて「ボット」を選択すると振替記録を確認できます。
先物取引ボットの上限・下限価格の限度額は決まっていますか?
はい。以下の表をご覧ください。
|
最低額 |
最高額 |
上限価格 |
最低額 × 1.005 |
999,999 |
下限価格 |
市場価格 × 10% |
999,999 |
先物グリッド取引のグリッド数に制限はありますか?
はい。以下をご参照ください。
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下限 |
上限 |
グリッド数 |
2 |
200 |
なお、設定された価格範囲に応じて、グリッド数の上限が設定されます。つまり、設定価格範囲を狭くすると、グリッド数の上限も引き下げられます。これは、通常の市況において先物グリッド取引戦略で利益を出せるよう(グリッド取引の利益が取引手数料を上回るよう)にするためです。
具体的なグリッド数の上限・下限は、価格範囲の設定に応じて「グリッド数」の欄に表示されます。
先物取引ボットの投資に限度額はありますか?
投資の限度額は、上限価格、下限価格、設定したグリッド数によって異なる場合があります。パラメータの設定に基づき、具体的な投資最低額と投資最高額が、「投資」の欄に表示されます。
先物取引ボットのパラメータを調整することはできますか?
はい。先物取引ボットが稼働中に投資額(USDT)と利食/損切の2つのパラメータを変更することができます。パラメータの変更が正常に保存されたら、新たな先物グリッド取引戦略がすぐに適用されます。
最大でいくつの先物取引ボットを同時に稼働させることができますか?
現在、最大50個の先物取引ボットを、同時に稼働させることができます。
先物取引ボットを作成できないのは、なぜですか?
先物取引ボットの作成に失敗した場合、以下の原因が考えられます。
- 資産調達アカウントのUSDT資産が、先物グリッド取引戦略の最低投資額を満たしていない。
- 設定したパラメータが指定範囲内にない。
- セキュリティ上の理由によりお持ちのBybitアカウントの取引機能に制限が課せられている。
上記の条件を満たしていても、先物取引ボットを作成できない場合は、こちらからカスタマーサポートにお問い合わせください。担当者よりご連絡いたします。
市場価格が事前に設定した価格範囲から外れた場合、先物取引ボットを停止させる必要がありますか?
市場価格が設定された価格範囲を超えた場合、先物グリッド ボットで保有されているポジションはオープンのままとなり、市場価格が事前設定された範囲に戻るまでグリッド ボットによって新しい注文は出されません。 ユーザーは必要に応じてボットを手動で終了することができます。
先物取引ボットのポジションが強制決済される場合はありますか?
はい。マーク価格が強制決済価格に到達した際に、ポジションは強制決済され、ボットは終了します。強制決済の詳細については、以下の記事をご確認ください。
グリッド取引利益、現在の損益、合計損益の違いは何ですか?
3つの違いは以下の通りです:
グリッド取引利益 |
グリッド利益とは、現在の先物グリッドボット戦略内の個々の売買取引から得られた累積利益をいいます。 |
合計損益 |
合計損益には実現利益とボットによって保有されている現有ポジションの未実現損益が含まれます。平均参入価格から計算されたポジション価値と現在の市場価格から計算されたポジション価値との差に基づいて計算されます。 |
現在の損益 |
現在の損益 = 実現損益 + 未実現損益 - 累積引き出しh済みグリッド利益 |
したがって、ユーザーはボット終了時に最も関連性の高い損益が反映される合計損益を参照する必要があります。
グリッド利益がプラスであるにもかかわらず、合計損益が損失になるのはなぜですか?
グリッド利益とは、取引戦略内で約定した買い注文と売り注文の各ペアから発生した利益の合計を表します。一方、合計損益には実現利益と未実現損益の両方が含まれます。ボットの現有ポジションで現在、損失が発生しており、グリッド実現利益で相殺するには不十分な場合、合計損益がマイナスになる可能性があります。
ボットを終了した後、利益と投資金額をどのように受け取ることができますか?
グリッドボットが稼働中は、利益はボット内に残ります。ボットが終了すると、投資額と利益の両方が自動的に資金調達アカウントに振り替えられます。
先物グリッドボットから実現利益を引き出すことはできますか?
はい、ボットの詳細ページに移動し、[引き出し] をクリックします。先物グリッド ボットから引き出すことができる最大額は、実現利益とボットに追加された証拠金の合計、または証拠金残高のいずれか低い方によって決定されます。ただし、初期投資額はボット内に保持される必要があり、いかなる状況でも引き出すことはできません
先物グリッドボットに証拠金の追加はできますか?
はい、ボットの詳細ページに移動し、「さらに投資」をクリックして証拠金を追加できます。追加された証拠金は、ポジションを維持したり手数料差し引きのための利用可能な残高として使用され、ボットのパラメーターには影響しません。
先物グリッドボットに投資している証拠金を増減すると、利食/損切に影響しますか?
はい、先物グリッドボットに証拠金を追加したり、先物グリッドボットから引き出したりすることは、いずれの場合にも利食/損切比率の計算に影響します。以下の例をご覧ください。
1. 山田さんは、以下のパラメーターを使用して先物グリッドボットを作成しました。
- 初期投資額:80USDT
- 追加投資額: 20 USDT
- 利食/損切比率:20%、20%
2. ボットは 15USDTの利益を実現しました。その後、山田さんはボットから16USDT を引き出しました (実現利益から 15 USDT、追加投資額から 1 USDT)。
3. 16USDTを引き出す前に、現在の損益が ±20USDT (100 x 20%) に達すると利食/損切 がトリガーされます。
4. 16USDTを引き出した後、この引き出し金額には以前に追加された担保が含まれていることを考慮すると、ボット内に保持されている現在の投資額は 99USDTに減少します。 利食/損切は、現在の損益が ±19.8USDT (99 x 20%)に達した場合にのみトリガーされます。
5. 山田さんはさらに 81USDT をボットに追加します。投資額は180USDTに増加します。 利食/損切は、現在の損益が ±36USDT に達した場合にのみトリガーされます。
資金調達料のマイナス記号は何を表しますか?
資金調達手数料がマイナスで表示されている場合、前回の資金調達間隔から資金調達料を受け取ったことを示します。逆に、プラスの金額が表示された場合は、資金調達料を支払ったことを意味し、その結果として、ボット内の証拠金残高が減少します。
買い注文と売り注文の合計数がグリッドの数と等しくないのはなぜですか?
これは、市場の変動が大きく、短期間に市場価格が設定した価格範囲を超え、注文が正常に行われなかった場合に発生することがあります。
したがって、弊社の先物グリッドボットには動的注文モードを採用しています。市場価格が設定した価格範囲に戻ると、先物グリッドボットが再び注文を送信し、資本稼働率と利益を向上させ、潜在的な強制決済リスクを軽減します。
先物グリッドボットでのリスク制限はどのレベルが適用されますか?
現在、先物グリッドボットには、選択された取引ペアの最初の制限層が適用されています。たとえば、BTCUSDT先物グリッドボットでは、ボットに対して保有できる最大ポジション値は、BTCUSDTの最初のリスク制限層である 2,000,000 USDT までです。
先物グリッドボットでの取引が最初のリスク制限層を超えるとどうなりますか?
先物グリッド ボットが、保有ポジションの価額が、または新しい指値注文の発注により最初のリスク制限層を超過するようになることを認識すると、ポジション価額が指定された制限内に戻るまで、新規での発注が一時的に停止されます。
注文履歴はどこで確認できますか?
「マイボット」からすべてのアクティブ取引と完了した取引を見ることができます。「詳細」をクリックすると、利益、合計年間利回り、価格範囲などの取引の詳細が表示されます。
どのような場合に先物取引ボットは自動停止しますか?
先物取引ボットは、以下の理由で自動停止することがあります。
- ポジションが設定された利食率に達した場合
- ポジションが設定された損切率に達した場合
- ポジションが強制決済を引き起こした場合
価格に達しても一部の注文がトリガーされず、実行されないのはなぜですか?
ニュートラル戦略に基づく先物グリッドボットのすべての買い注文と売り注文の執行のためには証拠金が必要です。 その性質上、すべての注文は参入注文として認識されますが、反対方向の注文が約定すると、最終的にポジションが決済されます。したがって、残高が不足している場合には、逆方向の注文が執行されないことがあります。
先物グリッドボットの保有ポジションにはどの証拠金モードと取引モードが使用されていますか?
デリバティブ取引ボットは、クロスマージンモードを使用して取引ポジションを保有し、一方通行モードでグリッド取引戦略を実行します。投資額は各ボットに充当されており、複数の取引ボット間で共有することはできません。さらに、ボットのポジションによって発生する損益は、ボット自体内で分離されます。これらの損益は、他の取引ボットや戦略からの取引損失を相殺するために使用されることはありません。他のボットの未実現損益によってカバーされます。
先物グリッドボットのポジションが強制決済された場合、損失の最大額はいくらですか?
先物グリッドボットで失う可能性のある最大額は、ボット内の投資額です。先物グリッドボットでの強制決済は、他のボットやデリバティブ取引のポジションには影響しません。
先物グリッドボットでボーナスや手数料お得を使用できますか?
いいえ、ボーナスや手数料お得は先物グリッドボットでは使用できません。